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サービスの背景

2021.10.7 更新

WHITE CROSSの社員には、自分たちが生み出す価値のファンでいてもらいたいと願っています。

そのため、創業以来一貫して、私は競合他社のサービスを見る/真似する/被せるなどは行わず、徹底して磨き上げたオリジナルを作り続けています。「神々は細部に宿る」という言葉がありますが、それは芸術であっても、製品であっても、ウェブサービスであっても同じことです。

 

私自身が自社サービスについて、細部までチェックをするのですが、その背景には「WHITE CROSSのサービスに誇りを持って日々の仕事に取り組んで欲しい」という願いや、チームとして「そういうレベルの仕事をしていこう」という思いが込められています。

WHITE CROSSは、歯科医院・歯科関連企業で働いてきたインサイダーと、歯科外で働いてきたビジネスプロフェッショナルの多様性とバランスで成り立っています。それぞれの部署での仕事にやりがいや誇りを持ち、WHITE CROSSが全体として生み出す価値のファンであることが大切です。

個々人が仕事の先に求めている人生の優先順位は、作り上げたい社会があるでも、精神的・経済的豊かさでも、家庭や大切な人を守ることでも・・・それは個人の自由で良いです。ただ、その実現につなげる場としてWHITE CROSSを選んでもらえるのであれば、社員一人一人に「WHITE CROSSが生む価値のファン」になってもらえるように、最善を尽くします。

 

前置きが長くなりましたが今回は、そんなWHITE CROSSのサービス群ついて、ご紹介していきます。

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WHITE CROSS

2016年3月にサービスインしたWHITE CROSSは、歯科医師向けの日本経済新聞オンライン版のようなイメージです。メインユーザーは歯科医師で、最新の歯科医療臨床、経営、ニュース、イベント情報などを蓄積、配信している歯科医療専門のウェブメディアを中心に、コミュニティサービスも提供しており、歯科医療界随一のオンラインプラットフォームとなっています。

社名を冠するこのサービス名の由来は、歯科医療従事者が纏う白色(歯、白衣、医療、清潔感)を交差させていくというものです。2014年LA時代、真夜中にベットに横たわっていた時、3次元に広がるネットワーク上で歯科医療そして医科歯科連携のための医療全体のヒト・モノ・カネ・情報が行き来して交わりあっていく・・・そういう風景がフラッシュのように思い浮かんだことから生まれた名前です。

WHITE CROSS以外にも、WHITE CROSSROAD、WHITE CROSSFIELD、WHITE CROSSSTREETなどの候補があったのですが、シンプルさを好む私の性格もあり、WHITE CROSSになりました。

また、DENTALを入れなかった理由として、「歯科医療はあくまで医療の一部であり、歯科のみにとらわれていては今後の時代の変化に、歯科医療産業全体がついていけない」という思いがあったからです。また、YouTube、Googleなど本来意味を持たない言葉が、人々にとっての意味を持つ言葉になって行ったこと。それこそが新しいブランドを作ることだと考えていました。

 

現在、日本には10万人以上の歯科医師がいて、平均年齢は55歳を超えています。WHITE CROSSは2021年2月時点で歯科医師の 5人に1人以上が登録・利用し、他の歯科医療職を含めて月間で約80,000人が利用しています。

WHITE CROSSを創業した2015年、SNSの浸透による加速もあり世界レベルで情報の浸透性は高まり、世界中の出来事についての情報がその日のうちに得られる時代に入っていました。しかしながら、ニッチに歯科医師を含めた歯科医療従事者にとって、最新の歯科医療情報を得ることはまだ難しい時代でした。

現代の日本の歯科医療は大きな変革期を迎えようとしています。適切に変化していくためには、歯科医療従事者自身が適切な歯科医療情報に自由にアクセスできるようになることが必要不可欠であることは、2015年段階ですでに明確でした。

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私はWHITE CROSSの役割を「日本の歯科医療界から情報の砂漠地帯をなくすこと」と表現しています。

2013年から2015年にかけてUCLAに留学していた当時、老若男女を問わずスマートフォンを持つ社会環境が整ってきており、今後ますます浸透することが目に見えていました。

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WHITE CROSSの役割は、多くの歯科医療従事者が当たり前のようにアクセスできるテクノロジーの力を活かして、情報の砂漠地帯に水を張り、歯科医療情報という水滴を落として行くことを丁寧に積み重ねて行くことです。そしてそれを愚直に継続してきました。

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その先に、日本社会が求める歯科医療を実現化させていけるような波を起こして行くことがWHITE CROSSのサービスとしての存在価値であると私は考えています。

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WHITE CROSSを運営しているメディア部は、臨床経験がある/現役で臨床に出ている歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、そして歯科関連企業出身者で構成されています。

スマホで歯科医療情報を探していてWHITE CROSSを見つけ、作りたいと思っていた世界観があったため応募してきてくれたメンバーもいたりするなど、WHITE CROSSの存在価値を理解・共感してくれています。

デンタルスタイル/dStyle

2018年4月にサービスインした歯科衛生士・歯科助手を中心とした歯科専門の就職・転職支援サービスのデンタルスタイルと、ファッション性をもたせた歯科スタッフ向けメディアのdStyleが一つになったオンラインプラットフォームです。

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歯科スタッフは歯科医師以上に情報の砂漠地帯にいます。WHITE CROSSと同様に、学習意欲の高い歯科スタッフ向けに最新の歯科医療情報を蓄積・配信しています。こちらについてもメディア部が運営しており、こちらも業界随一の歯科スタッフ向けメディアへと成長してきました。

デンタルスタイル では、「歯科で働く希望と可能性をあなたに」をスローガンに人材サービスを提供しています。

 

デンタルスタイル のサービスそのもの通じて、クライアントとなる歯科医院に求職者にアピールするべきポイントを明確化していただき、魅力情報として蓄積して行く過程で、歯科医院の採用力を高めていただきます。

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安定した職場で働いている歯科スタッフにとっては、歯科医療情報サイトとして機能します。それが一番良いことです。

その一方で、諸事情により転職が必要となった歯科スタッフにとっては、歯科医院が蓄積してきた「魅力情報」により、可能な限り長期的に勤務してもらえるような職場を見つけてもらいます。

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人材事業を運営しているHR事業部には、一流の人材事業会社で素晴らしいキャリアを積んできたビジネスプロフェッショナルがメンバーとして複数名います。

 

例え、求職者がデンタルスタイル経由で転職しなかったとしても、ウェブメディアに蓄積されている歯科医療情報を求職者に提供することで自社サービスのファンになってもらうことができます。実際に、「転職後も、WHITE CROSSの教育コンテンツを利用しています。」というお言葉をいただくことが最近増えてきています。

また、過去ブログの

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で記載したように、WHITE CROSSは営利企業として、歯科専門人材事業を行っています。お金を稼ぐこと自体は、企業として当たり前のことです。とはいえ、既存の歯科人材の紹介などで売上をあげることだけに集中していくというのは宜しくないです。

歯科医療の魅力を一人でも多くに伝え、歯科で働く希望と可能性を知ってもらい、歯科で働いてもらう。そういう全体のパイを大きくしていくこともまた、歯科医療専門の人材事業をする企業としての責務です。

人材事業部は、歯科医院での勤務経験のあるメンバーと、歯科外で働いてきたビジネスプロフェッショナルの混成チームになっており、ともに素晴らしい活躍をしてくれています。

メンバーからは、「自社で転職しなければそれでお終い。という訳ではなく、WHITE CROSSやdStyleのメディアを利用してもらえる。」という言葉が聞かれます。

WHITE CROSS Live

2017年6月、WHITE CROSSは歯科医療業界初となるセミナーライブ配信サービスの提供を開始しました。

WHITE CROSS Live以前に日本歯科医療界において、オンデマンド配信はそれ以前から存在しましたが、1 to ∞ でのLive配信は存在しませんでした。

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Live配信は、講師の先生の知財を守りながらその共有効率や知の単価を高めることができます。それと同時に、受け手の時間コスト・移動コストを下げることで学習単価を下げることもできます。なにより歯科医院単位で価値観や知を共有できる枠組みとして育てており、理想通りの使用法をしてくれている歯科医院さんも全国各地で増えてきています。

写真の使用許可をいただいた神奈川県の歯科医院さん

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愛知県の歯科医院さん

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鹿児島県の歯科医院さん

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歯科医院での診療終了後に、ケータリングで食事を取りながら全員でセミナーに参加し、それぞれの立場から翌日からの臨床に取り入れるための意見出しやディスカッションも行っているとの話もいただきました。それこそが、歯科医院単位で新しい学びを患者価値に還元するための大切な一歩であり、様々な観点から時流にあった学びの姿の一つであると私は考えています。

この3枚の写真からも、上京してのセミナー参加と比較すると、各歯科医院数十万円レベルでコストが削減されている上に、歯科医院単位での価値がうまれていることがわかります。

無論、講師の先生にとってのご出演いただいた意義が高まることが必要不可欠です。そこについては徹底的に考え、ご納得いただけるシステムを組んでいます。

 

そして、2020年を通じて新型コロナウイルスの感染拡大により、セミナーのライブ配信は一気に歯科医療界に浸透し、多くの会社や個人がライブ配信ビジネスに参入する時代に突入しました。遅かれ早かれ、そう言う時代はくると思っていましたが、ここまで急激な変化は予測していませんでした。この時期においても、WHITE CROSSが歯科医療界のライブ配信のトップ企業であることに揺らぎはありませんでした。

しかしながら、少し未来に目を向けた時、この市場もまたガートナーのハイプ・サイクルをそのまま辿ることになります。

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近い将来、コロナ禍前と比較して格段に大きくなったセミナーライブ配信はより複雑なサービスに昇華されながら、リアルへのより戻しが始まります。

その時代における生き残りの条件として確かなのは、プラットフォーマーであることです。現在配信をしている多くの会社や個人がFacebook広告を超えた集客ができない状況にあります。

ビジネスとして考えるのであれば、この市場は最終的には集客力を兼ね備えたプラットフォーマーが、単なる配信を超えた付加価値を提供する寡占市場になっていきます。無論、身内を対象とした個別の配信は、その価値を残し続けることでしょう。それはそれで素晴らしいことです。

 

各サービスの連動性

以上のサービス群はそれぞれにシナジーを持つため、これらを連動させており、実際にそれぞれ単体では生むことができない価値が生まれています。

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それぞれの事業部での仕事へのやりがいや誇りに加えて、WHITE CROSSが全体として生み出す価値のファンでいられるような新規事業を織り交ぜながらWHITE CROSSのサービス群を作り上げて行っています。

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また、ユーザー目線で見た際に、3次元的に広がるインターネットの世界において、情報の一つ一つは星のようなものです。WHITE CROSSのサービス群は、ここに行けば、歯科医療従事者向けの情報を一通り得ることができる光の集合体を目指しています。

「歯科医療が日本社会の変化にあわせて適切に変化していくためには、歯科医療従事者自身が適切な歯科医療情報に自由にアクセスできるようになること」

WHITE CROSS以前に、当たり前だったこの不合理を、当たり前の合理に切り替えていくことが我々の仕事です。

自社サービスのファンでいたい。自分自身の仕事にやりがいや誇りを持ちたいという方々に、是非ともWHITE CROSSの仲間になって欲しいと願っています。

 

私は、武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は掘」を信じています。

社員は大切な仲間であり、一緒に夢を追いかけることができる仲間です。そして、私は社員に恵まれています。

投稿者:

赤司 征大 |Masahiro Akashi

赤司 征大 |Masahiro Akashi

WHITE CROSS株式会社 代表取締役 CEO  歯科医師/MBA