WHITE CROSS の Mission, Vision, Value

ベンチャー企業において大切なのが、Mission, Vision, Value です。これらが組織の経済活動や、社内外でのコミュニケーション、評価基準、一人一人の行動指針などに丁寧に織り込まれていく必要があります。

その積み重ねとして、会社としての強烈な組織文化が生まれて行き、その組織に真にフィットする人材が揃って行きます。

強烈な組織文化にフィットしない人材は、優秀であるかどうかなどとは関係なく、自然にその組織を立ち去ることになります。

無論、大企業においてもMission, Vision, Value は大切ですが、理念共感性が低い人材が多少なりともいたところで、既にエコノミクスが成り立っているため経営体を維持できます。しかし、ステージの浅いベンチャー企業にとっては、良くも悪くも一人の人材がもたらす影響が大きいため理念共感性が低い人材の悪影響は無視できない場合があります。

 

これは経営学を学ぶ度、ビジネス書を読む度に、幾度となく学んできたことなのですが、経営においてMission, Vision, Value が真に有用性が高いことを知ったのはWHITE CROSSを起業してからでした。

社内では、WHITE CROSSそのものを「Vehicle: ビークル」と呼んでいます。ビークルとは乗り物という意味で、 新しくメンバーになった社員にはWHITE CROSSという乗り物に、既存の社員と一緒に乗ってもらうことになります。

 

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WHITE CROSSのMission, Vision, Valueは、上記の通りです。これを ビークルに重ねると、よりわかりやすくなります。

 

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WHITE CROSSは、歯科医療に特化したヘルステックベンチャーです。

Mission: 「テクノロジーの力を活かし、歯科医療を前進させる」は、WHITE CROSSと言うビークルが何のために存在しているかを示しています。ビークルの中心にあるのは、WHITE CROSSのコアバリューである良質な歯科医療情報の蓄積です。

WHITE CROSSでは、社内の歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科関連企業出身者などで編成されるメディア部がその臨床経験や知識を重ねて記事などの良質な歯科医療情報を発信・蓄積しています。また、臨床感覚を失わないためにも歯科プロフェッショナルメンバーには副業が許可されており、多いメンバーで週1ペースで臨床現場に立っています。

そして、金融、人材、歯科関連企業など様々なバックグランドからWHITE CROSSに参画した一流のビジネスパーソンが、会社の成長と歯科医療の前進につながる事業。つまりビークルを前進させるためのタイヤを作り、回転させて行きます。

そして、CTOを中心としたエンジニアチームは、タイヤを調整しながらビークルそのものをより優れたものへと作り上げて行きます。WHITE CROSSのサービス全体として今はまだまだですが、高速度走行をしても、適切にコントロールできるスポーツカーのようなビークルへと育て上げて行きます。

 

Vision: 「歯科医療の社会的価値を高める」は、WHITE CROSSが会社として成長の先に、実現させようとしている日本社会の姿であり、ビークルが走っていく明確な方向です。

日本歯科医療には、その社会的価値を高めながら日本国家・国民に貢献し、発展していける成長戦略が明確にあります。そのことは、「日本社会における歯科医療の価値」と言うタイトルで先日、当ブログに投稿しました。また、近く販売される拙書「日本歯科医療への提言」ではより網羅的に、日本歯科医療の成長戦略について描いています。

日本の歯科医療には、長年認識されていながら解決されていない課題が数多くあり、それらが生む非合理が当たり前として受け入れられています。WHITE CROSSはそれらの課題に取り組み、合理的な当たり前に置きかえていきます

そして、我々のサービスの目線の先にあるのは、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手など臨床現場の人々です。

 

Value: 「我々は、真摯さを最重視する」は、ビークルのエンジンに当たるWHITE CROSSの社員のあり方です。

「人は城、人は石垣、人は堀」です。大切にするべき人を大切にできない組織に、成長はないと私は信じています。また、同じビークルに乗る仲間に共有してもらう仕事観や価値観など、Valueは社員の人生に関わる非常に深いものです。

様々なリソースの中で、ヒトだけが成長し、より強いエンジンになります。

以下が、Valueの詳細です。

『WHITE CROSSのプリンシプルは、5年後、10年後の日本社会における歯科医療のあるべき姿を考え、正道を貫くことです

WHITE CROSSは歯科医療産業の革新を担う挑戦者でありながら、温故知新・質実剛健を旨とし、モラルの高い会社として成長します

社員は飽くなき当事者意識を持ち、生産性と敬意ある仕事を心がけます。また、WHITE CROSSの生む価値の第一のファンであり続けます

現在の能力の高さより、人間性と成長意欲を重視します

WHITE CROSSでの時間が、一人ひとりの人生にとって善いものであるように、社員同士は多様性を受け入れ、互いに善い人間であり、善いチームであることを心がけます

挑戦の背中を押し、仲間の成長を喜びとし、成果には更なる挑戦のステージを与え、本気の見える失敗への誠実な対応には、成果と等しい賞賛を与えます

小利益より大義、居心地良さより大義、そして大義ある革新と大利益を求めます』

 

私が願っているのは、WHITE CROSSの成長と社員の幸せです。WHITE CROSSで過ごした時間が、その社員の人生においてポジティブな色の彩の一つであって欲しいと・・・心からそう思います。

これは明確に言えることですが私や創業メンバーは、個々人の金銭的豊かさのためにWHITE CROSSを起業した訳ではありません。無論、適切に行きることや富を楽しむ心を持つことは大切ですが、富に溺れる心は持ち合わせていません。

また、中長期的に「WHITE CROSS = 赤司征大」ではダメです。Vision:「歯科医療の社会的価値を高める」を達成するために、WHITE CROSSを上場させ、安定した公器として歯科医療の価値を広く社会に発信して行くことを目指しています。

 

WHITE CROSSのMission, Vision, Valueは、現時点では適切に浸透しており、私が各マネージャーと話をする時、マネージャーが各事業部メンバーと話をする時などは当然のこととして、各メンバー同士がお互いに注意・アドバイスし合う時や、WHITE CROSSの社内システムでお互いに連絡を取り合う場面にも浸透しています。

その結果として、WHITE CROSSらしい組織文化にフィットした人材が集まっており、メンバーが15名を越えた今も、風通しが良く、お互いを大切にし合う社風が生まれています。WHITE CROSSは、他のベンチャーと比較して、起業してからの4年間での離職率が異常に低い理由は、そこにあります。

 

また、ただの仲が良いだけではなく、代表の私を含め、忖度なしでアドバイスを受け、自己修正をして行く必要性がある社風になっています。その結果、私を含め幹部層は全員、「自分より優れた人材が現れたら、今のポジションを譲ります。」と言う言葉を口にしており、実際にそう言う姿勢を持っています。

 

WHITE CROSSのMission, Vision, Valueは、一朝一夕にできたものではなく、創業からの4年間をかけて、少しづつ積み重ねられてきたものです。そして、完成したものではなく、今後も時間と共に常に変化し、より幅広く深いものになって行くことでしょう。

WHITE CROSSでは、理念共感し、ビークルに乗ってくれる仲間を募集しています。もちろん、歯科医療への従事経験が無いビジネスプロフェッショナルの方々に、「歯科医療の社会的価値の向上」と言っても最初からいきなり強く共感することはちょっと難しいのではないかと思います。その時に見ていただきたいのは、WHITE CROSSのValueです。

WHITE CROSSのValueは、我々のようなヘルステックであろうと、製造業であろうと、農業であろうと・・・フィールドを問わず当てはまる組織としての価値観です。Valueに共感していただける方であれば、Mission, Visionについては、熱を重ねてお伝えし、共感いただけるように私達も最善を尽くします。そして、それだけの価値が歯科医療にはあることをお約束します。

「Valueに共感し、気になりました」と言うレベルからでも、WHITE CROSSに実際に接してみると分かることが数多くあります。

ぜひ、仲間になっていただきたいと願います。

さくらナビ 〜歯科で働く希望と可能性をあなたに〜

近年、あらゆる産業において人材不足が叫ばれています。

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それもそのはずで、近年、日本人の出生数は減少しています。この10年間で私たち歯科医療従事者が感じてきた「人材を採用できなくなってきた。」というのは、青色で囲まれた1990年から2000年にかけて生まれた歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手についてのことです。

そして今年以降に社会人になる層は、赤の矢印、つまり2000年以降に生まれた世代になります。青色で囲まれている時代と比較して、出生数はさらに急減少し、若い労働者に支えられている歯科医院の人材不足は、今後さらに深刻になってきます。

実は、今後、歯科産業と他の産業との人材の奪い合いが加熱していきます。そこにおいて、18歳以下。つまり高校生に対して歯科医療の魅力を訴え、歯科医療の明日を担う人財になってもらうことが非常に大切になります。

 

他産業はすでに動いており、例えばトヨタ自動車の「TOYOTA 高校生向けリクルート」では、トヨタ男子・トヨタ女子のインタビューを、ものづくりの楽しさとともに、高校生に向けて発信しています。トヨタに限らず、多くの産業が同じように高校生に向けて情報発信しています。

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それでは、歯科医療は?と考えた時に、面として人財確保に取り組んでいる会社や業界団体がないな。。。と感じていました。

そうなると誰かやるのを待つのではなく、WHITE CROSSとして高校生に歯科医療の魅力を伝えていく取り組みをしていくことにしました。

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その一歩として、日本の多くの高等学校で進路指導や進学ガイドとして使用されている「看護系・医療技術系の進学応援ブック さくらナビ 2019年度版」において、10ページ程度の枠を購入し、「今、歯科衛生士がアツい!! 歯科医療が注目されている理由」という特集をしていただきました。

このさくらナビは、多くの高等学校において進路指導に当たる先生方が看護師、理学療法士、介護士などの医療介護の専門職について知るための教本として、また、高校生のみなさんが自分の将来の仕事を探し、進学先をさがすためのガイドブックとして使われています。

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日本の国家戦略である骨太の方針2019においても、「フレイル対策にもつながる歯科医師、歯科衛生士による口腔機能管理など歯科口腔保健の充実、入院患者への口腔衛生管理など・・・」という文言が組み込まれたように、歯科衛生士は今まさに日本社会の医療介護が提供される多くの場所で求められる、本当に素晴らしい仕事になってきています。

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ところが、進路指導に当たる先生や高校生のみなさん、その保護者の皆さんにその情報が伝わっているとは言い切れないように感じます。

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一人でも多くの高校生や進路指導の先生に歯科医療の魅力を知ってもらいたい。歯科医療専門職としての一歩を歩んでいただきたい。という思いで、この「さくらナビ 歯科大特集号」を、日本全国の高校に配布することにしました。

歯科医療は日本社会の基幹インフラに近い大切な医療で、今後の日本社会においてますます求められる医療です。一人でも多くの高校生に歯科医療を志してもらうことは、その本人のみならず国家・国民のためにもなります。

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歯科特集では、輝いている歯科衛生士さんや歯科技工さんへのインタビューも掲載しており、先輩の生の声も届けています。

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こちらは全国の歯科衛生士・技工士学校の一覧です。

WHITE CROSSのもう一つの活動として、日本全国の我々の考えを理解してくださる歯科衛生士・技工士学校と協力して、dStyleのウェブメディアを通じて、高校生に現役の学生さんの声を届けようとしてます。

現に、dStyleには18歳以下のユーザーが数多くいらして、在校生の声ページを読んでいることがデータとして取れています。

 

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「さくらナビ」というリアルの冊子、そして「dStyle」というウェブ媒体を通じて歯科医療の魅力を訴えていきます。

 

実は、さくらナビへの出稿や全国の高校への配布はかなりのお金がかかりました。正直、ビジネスにはなりません。

ただ、WHITE CROSSは営利企業として、歯科専門の人材事業を行っています。お金を稼ぐこと自体は、企業として生き残っていく上で避けては通れないことです。とはいえ、既存の歯科人材の紹介などで売上をあげることだけに集中していくというのは、我々のプリンシプルに反します。

歯科医療の魅力を一人でも多くに伝え、歯科で働く希望と可能性を知ってもらい、歯科で働いてもらう。そういう全体のパイを大きくしていくこともまた、歯科医療専門の人材事業をする企業としての責務だと、私は思っています。

「さくらナビ 歯科特集号」が一人でも多くの高校生の背中を押してくれることを・・・そして歯科医療界に一人でも多くの人財が集まってくれることを願っています。

サプライズで誕生日を祝ってもらう

昨日、6月12日は私の38歳の誕生日でした。

私のプライベートで周囲をざわつかせたくないため、いつも通りオフィスに出社して、仕事をして、帰るつもりだったのですが、社員がサプライズで祝ってくれました。

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私が超コーヒー好きなのをしっていてくれて、コーヒー豆とケーキをいただきました。

あっ、、、人からの好意ってすごく嬉しいんだな。っと素直に思えました。& 流石に少しウルっときますね。

「早く行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいのなら仲間と行け。」って言葉があるんですが、本当にそうだな。。。と思います。

この仲間となら行けるし、この仲間がいるから心が折れることもない。

そう思える時間でした。

 

最近、いろいろあって直接関わりがある人たちに対して “If you are happy, I’m happy.” というスタンスになっています。

社員の一人一人に幸せでいてほしい。その人生の彩りの一つが、WHITE CROSSで働いている時間であってほしい。心からそう願います。

WHITE CROSSを起業して本当よかった。

日本社会における歯科医療の価値

お会いする方から、「赤司さんは、歯科医療が大好きですね。何故そこまで、歯科医療の価値を信じ切れるのですか?」という質問を受けたことがあります。

私個人として歯科医療を大切に思っているというのは確かにあります。それ以上に、歯科医療が今後の日本国にとっての光となることへの確信があるからこそ、その価値を信じ、今の仕事ができています。

 

現在、日本国は超高齢社会に突入しており、高齢者率は継続的に高まっていきます。医療費増加には様々な理由があるのですが、国民一人当たりの医療費は年齢とともに急増します。

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日本国の国民医療費・介護費は右肩上がりで増加しており、2015年度の国民医療費は42兆3644億円であり、その中で歯科医療費は2兆8000億円程度です。医科医療費や薬局調剤医療費と比較すると少額に見える歯科医療費ですが、今後の日本社会においてその役割はより重要なものになっていきます。

その背景にあるのは、医療そのもののパラダイムシフトです。日本経済が停滞するなかで、医療費の増加は重い負担となります。そこにおいて、如何に人々の健康寿命を伸ばし、医療費を抑制するか・・・それを面として可能にする日本社会を作り上げていくかが、現代日本社会の大切な課題となっています。

ここにおいて歯科医療は、

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健康の入り口であり、全身健康に影響を及ぼしています。

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そして、健康な高齢者に、社会経済活動に参加してもらうことが求められています。そこにおいて、高齢者の虚弱化(フレイル)をいかに防ぐかが大切になってきます。このフレイルの予防においても、歯科医療は大切な役割を果たします。

 

歯科医療への期待が高まっていることは、「経済財政運営と改革の基本方針」。つまり骨太の方針からも読み取れます。

2017年、歯科医療にとって歴史的な一文が組み込まれました。

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そして、2018年、青字の部分が追加されました。

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これは、口腔の健康が全身の健康につながっていることを、日本国が国策において明言したことを意味しています。

実は、口腔健康と全身健康のつながりを示す研究論文が世界で同時多発的に出てきています。歯周病と失明、心臓病、アルツハイマー病、関節炎、骨粗鬆症・・・あげるときりがありません。

臨床現場に立ったことがある歯科医師の目から見ると、それは当然のことと言えます。中度の歯周病があるということは、手のひらと同じ面積の慢性的な炎症があることを意味しています。口腔の病原性細菌や通常は無害な常在菌が、炎症から循環を通じて全身に回り、様々な病気の原因となっているのは、口腔と全身のつながりを考えると自然なことと言えます。

これは確信ですが、10年後の日本社会においては、「タバコは体に悪い」と同レベルで「口の健康を無視にすると、全身の病気になる」という常識が生まれています。

2025年を目標に構築されようとしている地域包括ケアシステム、そこにおいて活きるかかりつけ機能強化型歯科院、医科歯科連携の推進、口腔健康の全身影響の見出しによる口腔ケア・歯科検診の充実など・・・今、歯科医療は日本社会において、その役割を大きく変えていこうしています。

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歯科医療が、この流れを上手く活かし、社会が求める歯科医療への変化できた時、現代日本社会の大切な課題

・ 如何に人々の健康寿命を伸ばすか

・ 医療費を抑制するか

・ それを面として可能にする日本社会を作り上げていくか

その全ての解決に深く関わることができ、国家・国民にとっての歯科医療の価値が高まって行きます。

 

私は、ビジネスサイドからこの流れを加速させて行きたいと願い、WHITE CROSS株式会社を起業しました。そして今日に到るまで、そしてこれからも、WHITE CROSSが運営する歯科医療従事者専用ウェブメディアを通じて、細分化された環境で働いている歯科医療従事者に、時流にあった様々な専門情報を発信しています。

そのためWHITE CROSSはIT企業にも関わらず、臨床経験のある歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士が社員として活躍しており・・・ここは歯科医院か?という状況です。もちろん、ビジネスサイドを担う、一流企業から参画してくれた様々なビジネスパーソンもいます。

我々は、WHITE CROSSでの日々の仕事を通じて。歯科医療が今後の日本国にとっての光となることへの一助になれると信じています。