昨日、東京歯科大学水道橋キャンパスにて開催された、同大学同窓会東京地域支部連合会の総合調査委員会シンポジウムに登壇をさせていただきました。
『8020の向こう側』〜患者さんのQOLを考えた抜歯基準について〜というテーマにて、同大学の老年歯科補綴学講座教授の上田貴之先生と共演をさせていただきました。
アカデミアの素晴らしい先生との共演ということで、その胸を借りるつもりで臨ませていただきました。
上田先生のお話が実に素晴らしく、特に遺伝子情報、生活環境やライフスタイルにおける個々人の違いを考慮して疾病予防や治療を行うという新しい医療の考え方であるPrecision Medicine についてのお話には感動を覚えました。
お人柄も素晴らしく、素晴らしい先達にまた一人お会いさせていただくことができました。
私自身は、日本社会の変化と国策から見る「不健康期の抜歯基準」についてお話をさせていただきました。
私の専門である、歯科医学 × 経営学 の観点から、日本社会がどのような変化を迎えており、その中で医療・歯科医療がどのように変化していき、その上で「不健康期の抜歯基準」について、歯科医療界としてどのようなスキームを持って取り組んでいくべきかについてお話をさせていただきました。
2025年を目標に構築が進んでいる地域包括ケアシステムの時代において、歯科医療があるべき姿の中で、以下のようなスキームを提言させていただきました。
会場を巻き込んだディスカッションでも、多くのご質問をいただきました。
御共演くださった上田先生、同窓会総合調査委員会の諸先生方、診療後のお疲れの時間にご参加くださり私の拙い話に耳を傾けてくださった先生方に心からの感謝を申し上げます。
このような素晴らしい機会を与えてくださり、誠にありがとうございました。