WHITE CROSS University

先日WHITE CROSS University #1が開催されました。一言で言うと、社員向けのセミナーです。10人程度の規模からこういう取り組みを始めるのは珍しいことかもしれませんが、社員自身が、あるいは社外から講師を招いての月1回の勉強会です。

今回は、ファイナンスのプロをお招きし、WHITE CROSSのメンバーとして、これから成長していく上で知っておいて欲しいベンチャーファイナンスの知識について講義をしていただきました。全員にとって学びのある素晴らしい内容でした。次回は、人材事業部長の北野より、d.Styleの戦略/ポジショニングなどについての講義をしてもらいます。

 

私のキャリアは、歯科医療の臨床現場から始まりました。その現場経験から、組織を成長させるには「人は城、人は石垣、人は堀」。そして、長い時間の中で賽の河原の石積みのように思える時があったとしても「Management, Management, and Management」だと考えています。それは、私自身が前職でマネジメント層に上がろうと、ビジネススクールに行こうと変わることはありませんでした。起業して以降は、一人二役三役が当たり前の日々の中で、今まで以上に “人財” を重視するようになりました。

 

WHITE CROSSが社員に求めるのは、入社時点での仕事力以上に、企業文化へのフィットと真摯さです。WHITE CROSSのValue は「我々は、真摯さを最重視する」です。その“真摯さ”を欠く場合は難しい企業文化を意識的に作りあげようとしています。

人財に関わる嬉しいニュースとして、9月よりCTOの後藤がジョインします。開発者としての豊富な経験と優秀さ。そして、素晴らしい人柄ですでに社内での厚い信頼を得ています。後藤もまたWHITE CROSSの理念や質実剛健を旨とするあり方に時間をかけて共感し、ジョインしてくれました。また一人、一緒に夢を追いかける仲間が増えました。これにより、これまでプロマネもこなしていた副代表の田代は、COO業務に集中することになります。信頼できるチームが出来上がってきています。

 

この3年間、私は社員に私の部下になって欲しいと思ったことは一度としてありません。新しいメンバーには皆、「パートナーのつもりで入社してください。」と伝えています。既婚者が多く落ち着いた空気感で、ベンチャーっぽくないベンチャーと言われることが多いWHITE CROSSですが、他産業において卓越した仕事力を身につけてきたメンバーや、ビリビリした環境での成長を求めるメンバーが集まってくれています。「歯科医療への深いinsight × Business Professional」という、起業当初に描いた組織コンセプトが、徐々に具現化されようとしています。

それゆえに、組織の拡大に伴い、私を含め自分よりそのポジションにふさわしい人材がいれば降格する覚悟、その逆に責任を負う覚悟を、一人一人に持って欲しいと願います。実際に、組織の拡大に伴い発生する役職を引き受けてもらう際に、自分への責任としてその覚悟を口にするメンバーもいます。

私に引導を渡すことを目標としてくれている若手もいて、「是非、そう育って欲しい。」と心の底から思います。

 

同じ目標に向かって、信頼できる仲間と真剣に働けることの楽しさや厳しさには、本当に経験した人にしか分からない素晴らしさがあると感じています。

日々、真摯に、どれだけ微力を尽くすか。その積み重ねが全てです。

WHITE CROSS Live  ーセミナーのLive配信ー

先日、総義歯治療で有名な松丸悠一先生をお招きして、WHITE CROSS Liveを開催させていただきました。

わかりやすく爽やかな語り口調で、松丸先生の圧倒的な知識や技術、そして総義歯治療への情熱が伝わってくる素晴らしいセミナーでした。歯科医師向け情報サイトの「WHITE CROSS」にもそのレポートも出させていただいております。

WHITE CROSS Live へのご出演を快諾いただきましたこと、心からの感謝を申し上げます。

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日本歯科医療界において、オンデマンド配信や 1 to n でのサテライト配信はこれまでにもありましたが、1 to ∞ でのLive配信はWHITE CROSS Live以前には存在しませんでした。

Live配信は、講師の先生の知財を守りながらその共有効率や知の単価を高めることができます。それと同時に、受け手の時間コスト・移動コストを下げることで学習単価を下げることもできます。なにより歯科医院単位で価値観や知を共有できる枠組みとして育てており、WHITE CROSS Liveの理念通りの使用法をしてくれている歯科医院さんも全国各地で増えてきています。

写真の使用許可をいただいた神奈川県の歯科医院さん

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愛知県の歯科医院さん

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鹿児島県の歯科医院さん

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歯科医院での診療終了後に、ケータリングで食事を取りながら全員でセミナーに参加し、それぞれの立場から翌日からの臨床に取り入れるための意見出しやディスカッションも行っているとの話もいただきました。それこそが、歯科医院単位で新しい学びを患者価値に還元するための大切な一歩であり、様々な観点からこれからの時代にフィットする学びの姿の一つであると私は考えています。

この3枚の写真からも、上京してのセミナー参加と比較すると、各歯科医院数十万円レベルでコストが削減されている上に、歯科医院単位での価値がうまれていることがわかります。

無論、講師の先生にとってのご出演いただいた意義が高まることが必要不可欠です。そこについては徹底的に考え、ご納得いただけるシステムを組んでいます。ただし、現時点で、Live配信による技術研鑽は難しいです。歯科医師が知識技術職である以上、そこはやはりハンズオンセミナーなどへの参加が必要であり、WHITE CROSS Liveはそのためのきっかけとなることを願っています。ICTには、当然のように限界があります。

WHITE CROSSが歯科医療界初の1 to ∞ でのLive配信を開始したのが2017年1月。それ以降、十数回の配信を経験してきました。蓄積されたノウハウと今後のテクノロジーの発達などを考慮した結果、来年に向けて ∞ to ∞ を可能とするWHITE CROSSの立ち上げ時と同等レベルの努力と資本投下が必要となるプロジェクトが動き始めています。今我々が考えている理念に基づいたシステムを、中立のPlatformとしてインフラ化させることで生み出せる社会的価値は小さくないと信じています。

WHITE CROSSは、日本歯科医療界から情報の砂漠地帯を無くしていきます。

歯界展望に掲載いただきました

現在、尊敬している先生からいただきましたご縁で、歯界展望にて「日本歯科医療への提言 The Potential for Japanese Dentistry in the Future」というタイトルで年間連載をさせていただいております。

その「#5_地域包括ケアシステムに求められる歯科医療」を2018年8月号に掲載いただきました。

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#1_日本のこれから

#2_医療・歯科医療のこれから

#3_地域包括ケアシステムと歯科衛生機能

#4_地域包括ケアシステムに活きる歯科医院

#5_地域包括ケアシステムに求められる歯科医療

#6_歯科医療 × テクノロジー

#7_日本歯科医療への提言 前編

#8_米国歯科医療のエコシステム

#9_歯科医師 × X の可能性 Interview with Makoto Obata

#10_歯科医療の研鑽のこれから Interview with Akiyoshi Funato

#11_歯科医師会と歯科医師連盟の真価 Interview with Hideto Takahashi & Minoru Sunakawa

#12_日本歯科医療への提言 後編

という構成で、8月号がその#5に当たります。執筆には、書きながら次を考えるスタイルと、先に全てを設計してから書き始めるスタイルとがありますが、今回は後者のパターンを取っています。

#1-6で、国家というマクロの視点から歯科医療というミクロの視点に集約させていく読者へのインプットを。#7で、#1-6より導き出される提言を行っています。そして、#8では米国歯科医療の実際について描き、日米の複視点を持っていただくことで日本歯科医療を省みるという視座の変化を。#9-11で、歯科医療の各領域において尊敬する先達へのインタビューを通じて見えてきた日本歯科医療のこれからについて描いています。#12は、#1-11を踏まえた再提言であり、#7での論理的提言とは異なる、より歯科医療人の感覚に乗っ取った物にしたいと考えています。

#1-11はまとめて書ききらせていただきました。問題は、継続的に様々なインプットがあり、月単位で思考が前進していくことです。出版直前に微調整させていただいたとは言え今回の#5にしても、読み返して見ると書き直したいパーツがあります。

そういう事情もあり、#12の執筆のみギリギリまでひきつけて、年の瀬に行う予定です。

 

私は文章を書くことが好きです。そして、いつか人生が落ち着いたら、リアルの情報を元に情報を構築していく現在のスタイルと対極のフィクション小説を一冊書いてみたいと思います。この感覚は、自分の好む執筆という作業に、現在と対極のアプローチを取った時に生まれるものへの好奇心から来ています。まっ、現在の私が好む ”かくかくしかじかな文章” で小説を書くと、立派な睡眠薬が生まれる気もしています。

さて話がそれましたが、「#5_地域包括ケアシステムに求められる歯科医療」では、

・ 歯科治療への需要予測

・ 口腔ケア・歯周病治療への需要の高まり

・ 歯科医療が拡大するべき領域

について綴らせていただきました。

機会があれば、ぜひご一読いただけますと幸いです。

明るい未来に向かう歯科医院経営

 

昨日、オフィスウェイブさんの院長塾にて「明るい未来に向かう歯科医院経営 - 社会の動向と歯科医院経営 -」というテーマで講演をさせていただきました。

歯科医院経営において・・・というより、地域の人口動態と需要との相関性が高い産業において、日本社会の動向を背景にその産業の変遷予測を知った上で、自身がビジネスを行っている地域の特徴を考慮して、経営に落とし込んでいく必要があります。

日本歯科医療は今まさに、転換期の入り口にいます。

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口腔と全身健康との関連性が重要視され始めた結果、

 

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歯科領域の重要性が社会的に認められ、2017年、2018年の骨太の方針にも盛り込まれました。

 

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先人達の不断の努力の結果、日本歯科医療が向き合う疾患や社会から求められる歯科医療のあり方にも変化が出てきています。いかに、これまで先人達が蓄積してきた歯科医療の残すべき部分を大切に引き継ぎながら、歯科医療全体として歯科医療の社会的価値を向上させていくかが問われています。

 

国民皆医療保険制度に組み込まれている以上、国家・国民への価値に立脚しなければ、歯科医療に面としての成長はありません。

その価値にのっとり、かつ業界を繁栄させ得る歯科医療としての未来への具体策が政策として取り上げられ、政治にて採択されることが大切です。

シックケア単体からヘルスケアとシックケアのバランスに医療全体が変化していこうとしているこれからの時代において、歯科医療としての適切な主張は、歯科医療産業のためという枠を超えて、国家・国民のためのものとなります。

そこにおいて、日本歯科医師会・歯科医師連盟の果たすべき役割はこれまでの時代以上に重要になり、業界団体として正しく強くならなければいけません。

 

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また、日本国の歯科医療においてこれから10年で起こり得ることには、地域ごとのタイムラグや違いが生じます。

 

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我々、歯科医師は何を考えて行動してくべきか・・・、歯科医院経営になにを取り込んで行くべきか・・・そういう話をさせていただきました。

 

日本歯科医療は、ヘルスケア・・・生きる力を支える医療の代表として、これからの時代に “医療の中の歯科医療” として大きく花開いていく可能性を有しています。