変わった生き方なのかな・・・とも思います。

・・・歯科医師&中小企業診断士として、両方のライセンスを活かしたCareerを歩み、そして、今度は留学しBusiness Schoolに行きます。

とはいえ、自分自身にとっては自然なきっかけがあり、その場その場で目の前にある選択肢を選び続けてきた結果の、ごくごく自然なCareer Pathです。

“People cannot connect the dots looking forward; you can connect them looking backwards. So people have to trust that the dots will somehow connect in their future.”

Steve Jobsの言葉は正しいと思います。自分自身の過去を振り返ると・・・現在の布石になるdotsは確かにありました。
MBAの存在を知ったのは、小学校の頃・・・今でも不思議なくらい鮮明に覚えています。

ある日・・・確か夏の夜でした・・・実家の居間にあった何かの雑誌で、Harvard Business School という学校がアメリカにあり、何やら経営者という資本主義のスーパースターを(当時は深くは理解できなかったが)輩出する所らしいと知りました。

・・・かっこいいな・・・よくわからんが、とりあえず大人になったらいきたいな・・・と言う認識をした鮮明な記憶があります。当時の自分にとってはあどけない憧れ・・・今から振り返ると、私が明確にBusiness Schoolを認識した最初の時です。

そして、それ以降、幼少期から24歳くらいまで、宇宙飛行士になりたいな(後に視力低下で無理な感じに)・・・医者になろっかな(後に医学部から家業の歯学部に志望が変更される)・・・ミュージシャンもいいな(これについてはあっさりと才能の限界を知る)・・・バイクレーサーはどうだろう(直ぐに、レースよりバイク旅のほうに魅力を感じて、大学2年の夏に日本一周の旅に出てしまう)・・・とか、あれやこれや興味を示しながら、自分を模索してきました。
そして、東北大学の歯学部の3年生の時、バイカー仲間だった仲の良い先輩と牡鹿半島までツーリングをしていた際に、その先輩から、和製MBAとも呼ばれる中小企業診断士の存在や、HBSとStanford GSBの違いなどを聞かせて頂き・・・それが、MBAを人生で2度目に認識した時です。奇しくも、ITバブルで堀江社長やサイバーの藤田社長、楽天の三木谷社長がメディアに出始めていた時期でもあり、経営者という仕事をカッコいいと認識するには十分な要素がそろっていました。

当時の私は、ビジネスという言葉には興味有れど、何から手をつければ良いか分からない。また、当時歯科医療のマーケットや市場メカニズムについて(悲しいかな、大学で教えられる歯科治療について十人並みの興味だった)興味を持ってそっち関連の本ばかり読んでいた私は、自身の社会人経験がなさや、ビジネスのベースとなる知識が無い事による限界を感じていました。

という訳で、ビジネスコンサルタント・・・という、カッコいい響きにあっさりやられ、塾講師やら結婚式場やらでバイトしてお金を貯め、大学4年生の秋から5年生の冬にかけてダブルスクールをして、なんだかんだで中小企業診断士を取得しました。

ここにおいて、東北大学歯学部のどえらいくらいの放任主義は、私にはいい意味で作用しました・・・結構、同じ感想を持つAlumniは多いのではないかと思います・・・輩出する人材の多様性では、日本の歯科大学ではぶっちぎりトップなのでは?・・・と思います。

その後、大学5年から6年にかけてこの資格を活かせる卒後の就職先を探す為に、日本の大きな歯科医療法人をいろいろ見学して回ったのですが、ほとんどの大規模な法人の理事長先生方からはさしたる興味を示される事も無く、相手にもされませんでした・・・後に、今のCareerを通じて、幾人かの先生方とは再会し懇意にさせて頂いているので・・・後から考えると、それなりに人生のdotsを刻んでいた時期だったようです。
最後の最後に・・・確か、2007年8月3日だったと思いますが・・・医療法人スワン会の鈴木理事長と面談させていただいた。歯科界において、学生相手に成功者としての自分への質問を受け答えするだけでなく、訪問した学生に強い興味を示していろいろと質問を重ねてくる”人”を見ようとしている経営者は鈴木先生が初めてでした。何しろ開口一言が「君はなんで中小企業診断士を取得したの?」でした。

現在の歯科界において、私の所属するスワン会は飛び抜けた経営体ですが・・・社内外多くの人が、鈴木先生は適材適所の人の布陣が非常に上手い・・・とコメントしています。幸運にも、先生の直属で仕事をさせていただいてきて、「そりゃそうでしょ。だって、歯科界においてこれほど人に興味を示して、一人一人の人を知ろうとする経営者は希有ですからね」と思います。

最初の会社において、鈴木先生の元で、経営者としての師弟関係で働かせて頂けた事は私にとって最高の幸運・・・そして、もう一人、管理方のトップにも私が尊敬する上司がいます・・・カッコいいな・・・と思える人が何人かいる場所が自分の最初の会社 で本当に良かったです。

 

さて、テーマであるHow did you decide to go to B-School? からは、 随分脱線しましたが・・・実を言うと私は、歯科医師になって1週間の段階で・・・2008年4月の事・・・”いち歯科医師として生涯治療を提供するプロフェッショナルとしての道は自分には合わないのではないか”と感じました。その時期に、ふと名古屋駅前を自転車で走りながら,歯科医師としての自分には、Business Schoolとかってのは無縁なのかな・・・とふと寂しい気持ちになった記憶もあります。

そして、その年のGWに、いずれ共同開業をする約束をしていた同じく歯科医師の親友に、「10年前に戻れたら別の道を・・・」と話した所、

「10年前の話をするのではなくて、今から10年後に後悔しない生き方をしな」

という、SLUMDUNKの安西先生的な、どえらい心に残る言葉を刻まれてしまいました・・・その親友は、なぜか私の人生の起点・起点に関わりがある人であり稀に見る人格者・・・彼のようになりたいな・・・と思います。後日談で、彼も違った意味(違った強みという意味)で、私のように・・・に思っていたとのことです・・・いやいや・・・・あんたみたく人間できてる人はそうそういないし・・・キャラ違いすぎて、彼から良い影響をもらうので私は精一杯です。
その日を起点に”何か分からない何か”をかえるため、戦略コンサルを目指し、1st ティアのBCG等のコンサルへの転職を試みますが、リーマン・ショックのあおりを受け、コンサル業界は不況のまっただ中&私の純粋な実力不足により、面接止まりとなってしまう・・・所謂撃沈というやつです。

とはいえ、その時、転職対策で読んだ、BCGの元日本代表Partnerの 内田和也氏 の「仮説思考」あるいは、御立尚資氏 の「戦略能を鍛える」。いろいろ問題を解いてみたフェルミ推定などは、その後の仕事に多いに役立つものになりました。ちなみに、自分自身の体験したコンサル業界のリクルーティングの一部を、スワン会のリクルーティングに取り込んでみたりもしました。

いずれにせよ、いきづまった結果、2009年12月にMIT SloanのAlumnusであり、私のメンターである先生に相談した所、「今は、コンサル業界は門戸を閉ざしているから無理だよ・・・歯科界で腹を決めて戦うか・・・あるいは、最低でもTop30のMBAに行き、人生の軸足をかえるか・・・だね」というアドバイスを頂きました。

幼い頃の憧れだった Business School がにわかに現実の目標になり、誰ばし目指せる世界ではない以上とりあえずは行ける環境づくりから。という事で、スワン会の鈴木先生に、「MBAに行きたいから、マネジメントにタッチする形で受かるまで働かせて下さい。全力で奉公させていただきます」とお願いした所、信じられないほどあっさりチャンスを頂け・・・さらにポジションまで与えてくださった・・・本当に先生には頭が上がらない・・・先生とスワン会という会社に出会っていなければ、私の人生は随分違ったものになっていたと思います。

この5年で、自分がスワン会でしてきた仕事で恩の一部でも返せていれば良いのですだが・・・まだまだですね。
その後今に至るまで、歯科界に身を置いた訳だが・・・これは最高に正しい選択肢でした。スワン会は私にとって最高の環境でした。上司・同僚・友人に恵まれ、人への感謝にあふれるCareerを積む事ができました。

社内外の私にとっての”先生達”(診断士としてのcommunityを通じて知り合った先生方が多い)のおかげで中小企業診断士としても、良い仕事や実績を残す事ができました。

そして今、なんだかんだで、いろいろ犠牲にした結果、Business Schoolに手が届きました・・・

“People cannot connect the dots looking forward; you can connect them looking backwards. So people have to trust that the dots will somehow connect in their future.”

は真実だと思います。

”10年後に後悔しない生き方”・・・きっとできています。
とはいえ、あくまで、次のステップに足がかかったにすぎませんし、今ですら人生のdotsの一つにすぎない・・・これからの2年間の自由なはばたきが楽しみです。
・・・さて、どえらい長文になりましたが、以上がMBAにいたるまで・・・でした。読んでくださった方々、ありがとうございます。