”迷わぬ者に悟り無し”という言葉があります。

高校時代に読み、それ以降何故か私の中にずっと残っている短編小説で、中島敦の「悟浄出世」と「悟浄嘆異」があります。これらが、西遊記の沙悟浄が三蔵法師に出会い共に旅をする前の心の葛藤・・・多くの人が共感できるであろう心の沈みと、答えはないというExitにいたるまでを描いている作品だったように記憶しています。(全然違うかもです・・・如何せん15年以上前の記憶ですので(笑))

私自身、”悟る”という言葉の意味を理解出来る程、高尚でも求道的な生き方をしている訳でもないのですが、今日、ふとこの物語を思い出しました。

ビジネススクールというのは、不思議な場所です。常に時間に追われる環境でありながら、人生観や仕事観をより深く見返す機会にあふれています。故に、より迷いもしますし、輝きもあります。

Undergradの2年生だった時に、バイクで2ヶ月間日本中を旅しました。暑い夏で、毎日自分の進みたい方向に進みたいだけバイクを走らせ、寝たいところで野宿をする生活でした。バイクに乗っている時は、過ぎていく風景とバイクと風の音以外何もなく、いろいろ考える続ける時間だった事を覚えています。その時、考えていた事に対して・・・2ヶ月間の旅を終えた後に・・・”結局、考えたところで答えはでない”という結論を出した事を覚えてます。その後の10年で、時間と共に自然に答えが出たものも、何を考えていたのかすら忘れたものも、相変わらずさっぱりわからんものもあります。

何度も同じ事を考え、何度も同じ結論に至る事があります。それで良いのだと思います。答えがないという事を如何に明るく、好転させて前に進んでいくかが大切です。鬱々と思い悩む事は意味がなく、寧ろ精神健康上宜しくありません。何度も完全な答えはないという結論に行き着きながら、明るく考え続けることが大切ではないか・・・ということです。

まっ、明るく、楽しく、前に進み続けられると良いです!