MBAが与えてくれるチャンスの一つに、休暇を利用した旅があります。

ビジネススクール在学中に、多くの学生が世界中を旅をしています。一度留学し、英語に慣れてしまうと、日本で良くあるパッケージツアーなどを利用する事はなくなり、基本的に自分たちで安いフライトや1泊$10~20前後の宿を手配して格安で旅をするようになります。

と言う事で、12月24日から31日まで、最低限の持ち物をバックパックに詰め込み、昔から行きたかった南米・・・メキシコシティ、リマ、クスコ、マチュ・ピチュ、チチカカ湖 を旅してきました。アンデスの空気にふれ、インカ文明を楽しむ旅です。

 

12月24日 LA → Mexico City
この日は、Mexico City 空港で野宿です
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持っていっていた服を全てきても、凍死するかと思うほど寒かった・・・なんちゅうクリスマスだ・・・でも、風邪は引きませんでした
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25日 テオティワカン(Mexico City) → リマ(ペルー)
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テオティワカンは、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡で、テオティワカン人の宇宙観/宗教観を表す極めて計画的に設計された都市で太陽のピラミッド、月のピラミッドそして南北5キロにわたる死者の大通りが基点となり、各施設が整然と配置されています。

世界で3番目のピラミッド テオティワカンの太陽のピラミッド
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その上で
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こっちは、月のピラミッド
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現地の人しか行かないであろうタコス屋さん 英語が全く通じないので、身振り手振りでオーダー
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凄くおいしかったです
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UCLAメキシコ人の同級生が、いくらLAのメキシコ人コミュニティが大きくて、本格的なタコス屋さんがあるとはいっても、メキシコで食べるタコスは味が違うと言っていた理由がよくわかりました。

 

メキシコ警察のパトカー やたらかっこいい
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その後、リマに6時間程度のフライトです

26日 リマ → クスコ
リマは、ペルー共和国の首都並びに政治、文化、金融、商業、工業の中心地です。スペイン統治時代の空気をそのままのこしています。キリスト教の教会が多くあります。・・・昔訪れたトルコの教会とも、フランスなどヨーロッパの教会とも違う雰囲気です。

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クスコについて、最初に飲んだコカ茶。コカの葉はコカインの原料で、旅行先からの持ち帰りは厳禁です。とはいえ現地の人に聞くと、コカの葉には2種類あり、お茶などに使う葉と、麻薬を抽出する葉とは別物との事でした。高山病に効くとの事でしたが、私は高山病ってなに?って位、旅を通して元気でした。
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スターバックスのクスコ店から見えるアルマス広場の風景。南米の都市は、基本的に広場を中心に町が広がっています
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天竺ネズミを食しました。こう見えて、結構美味しかったです
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アルパカ・・・現在の南半球は夏&雨期で、もふもふを期待していたのですが・・・ペルシャ猫が雨にぬれた時みたいになってました。もふもふアルパカに顔から突っ込む予定だったので残念です
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そして、アルパカも美味しいです。ペルー料理は、日本人の口に合うと思います
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インカ文明といえば、高度な石造建築で有名です
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歴史の教科書にも出てくる、12角の石・・・これは凄い
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夜のクスコ
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クスコには野良犬が沢山いて、普通にその辺にいるのですが、人も犬も同じゆったりした時間の中で共存しています
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クスコは町並みは美しく、食事も美味しく、これまで旅で訪れた町の中でトップ5に入る素敵な町でした。ペルーの人々は、確かに私達を観光客と認識していますが、過度に興味を示される事もなく、別に何かを無理に売ろうともせず、素朴で人懐っこく優しい雰囲気です。

 

27日 クスコ → マチュ・ピチュ
山岳列車で、移動です
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昼前にマチュピチュ村に到着
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道の真ん中で寝ている犬にかまってもらおうとしたけど、相手にしてもらえませんでした
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マチュ・ピチュ村は、小さな観光村です。なんとなく”千と千尋の神隠し”に出てきそうな建物もあります
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マチュ・ピチュ村からバスで20分、マチュ・ピチュの入り口に到着です。マチュ・ピチュはインカ文明を代表する遺跡でありながら何のために作られたのか、首都との関係・役割分担など、その理由は未だ分かっていない神秘的な遺跡です。

今回の旅のパートナー、公認会計士の松村さんと。旅の途中、卒後の話/日本のこれから/人生観などをとりとめなく話していました。UCLAで出会った最高の友人の一人です。
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・・・凄い
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リャマ。現地の人によるとリャマは、美味しくないらしいです
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足を踏み外したら、数百メートル転落します(笑)
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夜のマチュ・ピチュ村
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28日 マチュ・ピチュ → クスコ
この日は、朝からマチュ・ピチュを一望できるモンタナ・マチュ・ピチュへの登山です。マチュ・ピチュへの入り口から、片道2時間程度、雲の中を登山です。あまりにも険しい道で、多くの人が引き返す中、登りつづけます。

雲がかかるマチュ・ピチュ遺跡
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雲をこえて
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モンタナ・マチュ・ピチュの頂上にて・・・なぜか意気投合した???人の方と
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日本人の方々とお会いしました。このホワイトアウトした雲の向こう遥か遠くに、マチュ・ピチュ遺跡がある・・・はず
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マチュ・ピチュ村に戻り、クスコとの中間地点のオリャンタイタンボまで列車でもどります。満席でチケットがそこまでしかとれませんでした。
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偶然相席になったLAのサンタモニカから来たIT関連の起業家の方とその彼女さん。先輩起業家として様々なアドバイスを下さいました。ファイナンスがいつも気になって寝れなくなるよね・・・とのこと。結局、起業家って考えている事同じですね(笑)
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途中、列車の中でアンデスの伝統的な舞踊が観れました
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オリャンタイタンボで、クスコ行きの乗り合いバンを確保です
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29日 クスコ → チチカカ湖

クスコの現地の人しかいない市場へ。不思議な活気がありました
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チチカカ湖のあるプーノに最寄りのフリアカ空港に到着
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プーノに移動して、チチカカ湖畔の指定場所まで行くと、ホテルの人が船で向かえにきてくれていました
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チチカカ湖は、アンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水の古代湖で、標高は3810mのに高度にあります。かつてスペイン人の圧政を逃れた、ウル族という先住民族の人々が何世紀にもわたりトトラと呼ばれる葦を多数重ね合わせたウロス島と呼ばれる浮島郡に居住しています。今回のホテルは、ウロス島唯一の浮島のホテルです。それでも、2人で1泊$60程度でした。

船で20分弱、ホテルが見えてきました
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完全にトトラのみで出来た浮き島です
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ウル族のご夫婦が経営される伝統的な浮島で、テレビも、インターネットもなく、シャワーはお湯というより水・・・ウル族が人々の何世紀にもわたる暮らしがそのまま残されていました。文明の便利さなどどうでも良い美しく、素朴な空間でした
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島の地面は、全てトトラです。歩くと柔らかいクッションのようです
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同時に宿泊していた、人達。ギリシア人ご夫婦、メキシコ人ご夫婦、コロンビア人ご夫婦、米国の名門ジョージタウン大学とペンシルバニア大学に在籍されている中国人ご夫婦と、私達の5組です。
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最初はそれぞれの言語で話していたのが、すぐに打ち解け英語になります。

ギリシア人のご夫婦は、Hult International Business Schoolのロンドン校で10年以上に前にMBAを取得されたとの事で、色々と話をしてくださいました。「当時はギリシャがデフォルトする前で、環境が良かった。私達はMBAを取得したし、その後のキャリアでも良い仕事を維持してこれたので恵まれているけど、今でもギリシアの人口の1/3は無職なのです。」との話を聞くと、今、私がおかれている状況とかぶるようで、これからの生き方を考えさせられます。

その他には、昔好きだった映画で、ギリシアで撮影されたグラン・ブルーの話で盛り上がったりと、薄暗い食堂で、伝統的なホットワインを飲みながらゆったりとした時間を楽しみました。

伝統的な部屋の中。夜を通して雨が降りました。雨の音以外何も聞こえず、深い眠りでした
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30日 ウロス島(チチカカ湖) → プーノ → リマ

ウル族のご主人がこぐ伝統的なカヌーに乗って、昨日仕掛けたアミを回収する伝統的な漁に連れて行ってもらいます。3時間ほどの素晴らしいツアーなのに、料金はたったの$5でした。後で英語が出来る方に話を聞くと、人にはよるけれど、ウル族の人々は必要以上に豊かになる事をさけているとのことでした
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途中立ち寄った、ご主人のご兄弟の浮島では、島に穴をあけての釣りを体験させていただきました。日本で言うワカサギ釣りのような感じです。
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ホテルのある島に戻ると、取ってきたばかりの魚をお母さんが料理してくれます
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本当に美味しかった
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最後に、色々な国の人が、メッセージ残していく食堂の壁に、メッセージを残しました
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日本人が残した最初のメッセージだったようです
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お世話になったご家族と。ちびちゃん達に取っては、この美しくて小さな浮島が、遊び場であり生活の場です
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浮島の船着き場まで、見送っていただきました
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チチカカ湖には、マチュ・ピチュと負けずと劣らない素晴らしさがありました・・・違う質の素晴らしさと言った方が合っているかもしれません。インカ発祥の地に残るウル族の原風景的な生活に、少しだけお邪魔させてもらうこの経験は一生物でした。

フリアカ空港にて、UCLAの法科大学院に在籍される日本人在校生の弁護士の方と偶然お会いしました
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31日 ペルー → LA
大晦日は、終日、うつらうつらしながら旅を振り返りながらの帰路でした。

 

こうして、私の2014年は最高の旅で締めくくられました。考える事も迷う事も多かったですが、明るく楽しみながら学び、様々な人と交流し、今しか出来ない経験を詰めた最良の1年でした。

普通でないバックグランドから勢いだけでビジネススクールに来た私でしたが、私がどうしてビジネススクールに来て、卒業後どう生きていくべきか・・・5年後10年後に振り返ると”そうでもない”と思うのかもしれませんがしたが、自分が何のために、何を持って日本社会に戻り、社会に対してどのような価値を生みながらこれからを生きてくかを知る事ができた気がします。

今年も1年間、ありがとうございました。良いお年を。

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