タイトル通りの質問をメールで頂きました。決して失礼ではない、寧ろ丁寧な御質問でしたので、私も本心でお答えします。

特に、私費留学を検討されている方にとって、投資コストを回収できるかどうかは凄く気になると思いますが、私費でビジネススクールに来るという事 = 不確定な未来に対する挑戦 です。当然ですが、ビジネスの基礎知識は学べますし、想像以上の素晴らしい経験も得られます。ただ、質問者様が求めているのは、そういう話ではなく、MBAは将来のビジネスでの成功につながりますか・・・もしかしたらもっと広い意味で幸せになれますか?という事だと思います。

インカムの良いIBや戦コンなどへの転職狙いでないのであれば、投資コスト回収のみを切り口にしてしまうと、答えを出しづらくなります。(無論、それは大切な事なので、無視してはいけませんけど)

 

たまに同じ相談を受けますが、

「意義があったと言える自分になれるように、生きていく覚悟はありますか?」

という質問でお返ししています。

 

人に聞くと、海外MBAには価値があると言う人も、ないという人もいます。その中には、MBAホルダーも、そうでない人もいます。個人的には、実際に経験をされた方から話を聞くべきだと思います。

参考程度に人の話を聞く事は大切ですが、最後は貴方自身で判断するしかありません。覚悟を持って”行く”が良くて、”行かない”が逃げだ、とは全く思えません。貴方が自分で考えて出した結論なら、それで良いのだと思います。いずれにせよその決断の責任は、貴方以外の誰にも取れないのです。真剣に考えてください。

”行く”決断したことと、その後、希望のBusiness Schoolに合格できるかは別物です。私費で、特にベタな(金融やコンサルなど)バックグランドでなければ、個人差はありますが比較的苦しい受験を強いられます。それに加えて、実際に来てみるとBusiness Schoolは楽園などではなく、今まで以上に、常に自己責任での選択/決断を求められる世界です。HBSやStanford GSBを出ても、幸せとは言えない人生を歩んだ人もいます。

それだけのリスクと負荷を負って尚も、覚悟を持って”何が何でも私は行くんだ”と思えるのなら、挑戦する事をお勧めします。

今の私は、まだ価値の有無については語れない立ち位置にいますが、来てよかったと信じきっています。抱える問題の質にもよりますが、自分の人生に深く関わる答えのない問題に対しては、意識して明るい側面だけを見るようにしています。意義があったと言える・・・そうなるように生きていく事が大切なのではないでしょうか。