今書かないと、私の性格上、長期間投稿しなくなるため無理矢理書く事にしました。このブログは、来年の6月に私のMBA生活が終わるまで書き続けると決めたものですから・・・。

3月の22日から30日まで、帰国していました。

3月22日(土): LAXより10時間のフライトを経て、夕方に成田国際空港に到着しました。同じフライトに、UCLA AndersonのJapan Trip 2014に参加する友人達が結構乗ってました。留学後始めての帰国で、世界各国出身の友人達と一緒に成田空港を歩いている。良い意味で、何だこの現実は?って感じです(笑)嬉しくも、誇らしくもあります。前回、成田に来た時には、自分が進学する学校さえ分からない状況での渡米でした。あれから8ヶ月・・・久々の日本です。

帰国直後、ほんの数時間ですが、周囲が日本人だらけで日本語ばかりが聞こえてくる環境に、違和感を感じてました。不思議な感覚です。長時間フライト中あまり眠れないため、京成成田にホテルを取っていましたが・・・アメリカン達は、そのままJapan Trip のスタート地点の大阪まで行くとの事。タフすぎだろ・・・(笑)

ホテルに荷物を置き、早速夕食を食べに外に出たのですが・・・ラーメンやら、居酒屋やら、寿司やら・・・・日本の食環境は実に素晴らしいです。まっ、結局、嬉々として餃子の王将に入るあたり、私のお金のかからないキャラクターには何の変化もありませんでした(笑)

23日(日): 午前中から、大学受験予備校からの友人達とあいました。夕方からは、かつて私をBCGに誘ってくださり、現在医療法人のトップマネジメントをされている方と、5年ぶりに再会しました。医者/歯科医師でビジネスを学んだ者がその後にとるキャリアとして、

・ 政府/大学等の機関で力を発揮していく
・ 医療関連ビジネスで力を発揮していく
・ 病院/医療法人等の医療提供者のマネジメントとして力を発揮していく

の道が考えられます。今の私の立場から日本の歯学部の学生さんに話をする機会があれば、単に医療提供者として生きる道は、飽くまで選択肢の一つに過ぎず、ビジネスや公共政策を学ぶ事で、新しい視点を身につければいくらでも活躍する場はあります。視座を高く持ってみてはどうでしょうかという話をしたいと思います。歯科医師を辞めろというのではありません。私は、キャリアのとっかかりが歯科医師であった事に誇りを持っています。治療提供者として、現場で働くのProfessionalの役割なら、政府に働きかけ、より効率的で実質に注目した医療提供システムを構築していくのも、関連ビジネスからより良い医療提供現場のサポートに入るのも、実際の現場をより良い医療提供の場に導いていくのもまた、Professionalの仕事です。実感が伴うようになったのは最近の事ですが、確かな事です。

こと歯科医療においては、政府/国民に対して、適切に強い情報発信力を持つリーダー不在のように思います。それもまた、未だ偏狭な視野が、私にそう感じさせているだけなのかもしれません。リーダー不在という私の考えを不適切として捉えられる方で、「今後、国策として歯科医療をどう導いていくべきかを建設的に議論したい。」という方がおられましたら是非御連絡頂けると嬉しいです。敬意を払い、お話を聞かせていただきたいと願っております。

24日(月): 午前中から、日本のインキュベーターを訪問し、Sillcon Valleyと日本との違いを学ばせて頂きました。日本に強力な起業環境を作ろうと真剣に取り組まれている方は確かにおられます。まっ、何かができない理由を環境のせいにした段階で、その何かは消えてなくなります。非現実的な話でない限り、目標から目をそらすのは常に自分自身である事を忘れてはいけません。

昼から、HBS出身者で医療系の活動で非常に有名な起業家の方にお会いさせて頂きました。渡米前から、何としてもお会いしたかったのですが、予想を遥かに上回る学びを得られました。御自身の医療ビジネスに対する考えの深さや、その真摯さには、現在の私の中途半端さを痛感させられました。何故現在のキャリアを選ばれたのかを聞かせて頂いた際に、素晴らしいアドバイスを頂きました。

「医療への強い思いを持って四六時中考え続けていれば、生き方は自然に見つかりますよ。」

医療界へ、教育/政治/ビジネスの3方から影響を与えておられる方の言葉だけに、私が何故、歯科医師という特殊な職種からビジネススクールに行く事になったのか・・・そのインプットを、どう社会に対するアウトプットにしていくべきなのかを考えさせられました。というか、今後も延々と考え続けさせられる事に成りそうです。その方との対話を通じて、卒後複数年後の自分の目線から、今の自分を見つめ直したような感覚を覚えました。

余談ですが、現在、マイケル=ポーターの「医療戦略の本質」を熟読しています。それに加えて、この春学期より、”Healt Care Finance and Management”というコースにてオバマケアの立案にダイレクトに関わっていた教授より、米国医療システムの光と陰について学び、” Business of Healthcare: A Global Perspective”というコースにおいて、世界中の医療制度の分析を行っています。面白い程に、このSpring Breakを起点に、自分の中でHealth Careへのインプットが増えてきています。また、これらのコースは、UCLA Public Policy と合同のため厚労省派遣の友人もでき、日本政府の目からみた厚みのある学びになりそうです。

3歩進んでは2歩下がり、その上方向転換すらしているように感じますが、実は私の人生は、抜群のタイミング/環境/出会う人々に恵まれています。多分、運の良さだけなら、世界の上位1%に入っとらんかね?って思います(笑)

夕方に、スワン会の新宿院にふらっと立ち寄り懐かしい顔に挨拶を・・・・たった半年で、私の視野や考え方は大きく変わりましたが、スワン会に対する感謝の思いには何の変化もありません。今後も、外部理事としてこの会社には関わり続けていきたいと思います。

夜は、2013年度中小企業経営診断シンポジウム受賞者の福島先生とお食事をさせて頂きました。中小企業診断士として、作り上げてきた私のネットワークには、素晴らしい方々がたくさんいます。中小企業診断士は、活かし方さえ分かればどうとでもつかえる強い国家資格です。その一方、難関資格でありながら合格後の中/長期的な育成/維持の仕組みがない事を実に嘆かわしく思います。故に、マジョリティの目から見て弱い資格と受け取られてしまっています。重鎮の先生方が目をかけてくださっている事もあり、MBA卒業後この資格の活用促進にも関わっていく可能性もあります。

25日(火): この日は一日、友人と過ごす時間にしていました。朝から東北大学歯学部時代からの親友とパークハイエットでランチをしながら色々話しをしていました。渡米直前に彼の結婚式で、新郎友人挨拶をさせて頂いて以来でした。Professional として現場で生きていく道を選んでいる彼は、大学時代から歯科医療市場を医療におけるバリューチェーンの一部として、分析的に見ようとしていた私に一切バイアスをかけずに付き合ってくれます。近く父親になるとの事・・・嬉しい限りです。

夜は、学者としての道を歩んでいる親友の健ちゃんが、築地でお寿司を御馳走してくれました。何かの参考に成れば・・・と、本をプレゼントしてくれました。思いがけないプレゼントに、凄く嬉しくびっくりしました。私は、実に素晴らしい友人達に恵まれています。

26日(水): 朝から、名古屋時代からの友人で介護医療法人の事務長をされている福元さんと再会し、ウェアラブルの介護事業への適応性等の情報交換をさせて頂きました。その後、歯科医療経営白書の執筆員をされている歯科経営コンサルタントの木村先生の紹介で、水道橋の日本歯科新聞社にて編集長と対談をさせて頂きました。スワン会鈴木理事長も同席し、日本の歯科医療の問題点/現在の教育・国家試験の仕組みにより学生がboiled frogになっている異常な環境/今後、歯科医療がどうあるべきかなど、様々なトピックについて議論させていただきました。今秋、歯科医療雑誌への記事の連載執筆をさせて頂く事になりました。私がこれまで考え続けてきた事/テーゼ/私の未来。それらを丁寧に織り上げて行き、ずっと考え続けてきた歯科医療への面としての影響を少しでも与えられれば・・・と願います。

昼過ぎからは、産業革新機構にて意見交換をさせて頂きました。予想していなかったことに、投資戦略部門のトップの方が対応してくださり、産業革新機構故の投資スタンスなどをお聞かせ下さいました。夏までに、私の考えをまとめて、再度プレゼンさせて頂く予定です。

夜は、東北大学歯学部の同級生達と集まって飲みました。卒業以来の人も、数年ぶりの友人も・・・それぞれがそれぞれの道をしっかりと歩んでいます。実に7年ぶりに会ったはずなのに、半年前に会ったような気分になる友人もいたりして・・・Undergrad時代、毎日がこんな感じだったな・・・とか懐かしく思い返されます。

27日(木): 朝から、スワン会時代の後輩と東京駅で待ち合わせ、1時間ばかりモーニングを楽しみました。いい後輩です。「赤司先生とは、多分、ずっとこんな感じで続くと思うんで・・・」とのこと。私もそう思う(笑) その後、お会いする予定だったVCの方とのアポがキャンセルされたため、急遽、本屋/薬局などを巡り、LAでは購入出来ない者を片っ端から購入しました。

昼過ぎから、私のMBAのRecommender の医療IT会社のCEOとお会いし、歯科医療ビジネスのあり方等、様々な話しをさせて頂きました。やはり、長年真剣に医療ビジネスに取り組んでこられた方からは、学ぶ事が多いです。LAに戻った後に、凄く残るメールを頂きました。

『「生かされて生きる」人生というものを、自分が生きてきて、本当に幸せだったということです。しかし、「生かされて」のためには、そのきっかけを作っていただいた多くの方々がいらっしゃいますが、その方々に認めていただけた何かがあったと思います。それが何であったかはまだよくわかりませんが、これからも、それが何だったかと考えていきたいと思っています。』

何故、私が尊敬する方が、晩年を迎えて尚も理由を考えながら生きているのか・・・若い私は、私を大切にしてくださっている方々に答えられているのか・・・色々な事を観がさせられます。歯科医療を語る際の論理的思考。チャンスをつかむときのPassionをほとばしらせ語る感覚。生き方を考える際に先立つ人への感謝。利害関係を考える際の強いエゴなどなど・・・それぞれに、それぞれの自分の顔があり、互いにせめぎあっています。それに加えて、何とも言えない抗し難い天命?のようなものに押されたり、予想しない出来事に遭遇したり・・・そして、その先端に今がある。と行った感じでしょうか。きっと、私も人に生かされて生き、一生考え続けるのでしょう。

夜から、遺伝子に関わるビックデータビジネスのCEOの方とお会いしました。爽やかに気持ちを込めて御自身のビジネスについて語ってくださる素晴らしい方でした。是非、またお会いしたいな・・・。

その後、私用にて東京を少しだけ離れました。まさかの夜中12時まで、私が到着するのを待っていてくれた親友とお茶をしました。30分程度でも、久々に会えるとほっとします。

28日(金): 夕方までに東京に戻り、夜からヘルスケア関連の方々の飲み会に参加しました。上場直前の会社のCEOの方や、医療現場で真摯に医療提供に取り組む方等、実に熱い人が多く、後につながるネットワーキングができました。誘ってくださったStanford GSBのAlumnusの方には心から感謝しています。ここでなんと、UC Berkelry Haas の受験の際にお世話になった方に再会しました。Haasは残念ながらwaitlistから這い上がれませんでしたが、私の事を覚えていてくださりました。やはりMBAの日本人コミュニティーって密です(笑)MBAであるが故に持てるつながりは、考えられないような出会いやチャンスを与えてくれます。

29日(土): 朝から、祖母と母に会いました。私の生き方を許してくださり感謝しています。昼過ぎから、医療検診関連の会社のCEOとの面談です。私より若い方でしたが、落ち着いた雰囲気の経営者でした。また一人、医療に真摯に取り組む戦友に出会えた気分です。夕方からは、医療関連の会社にて面談。その後、お食事に連れて行って頂きました。私の考えていたビジネスプランが、ばっさばっさと切り倒されていき・・・自分の甘さを実感します。その一方で、今後につながるチャンスも頂けた事、嬉しく思います。・・・一歩も引かずに頑張らなければ。

最後の最後、夜10時から新宿にてUCLAのApplicant の方と面談し、Andersonの素晴らしさを語らせて頂きました。毎年、Andersonの日本人在校生は、Japanese American Busienss Association の役員を引き継いで行くのですが、私は、VP of Admission の役を頂きました。これほどのチャンスと学びを与えてくれているUCLAを好きにならないはずがなく・・・私が大好きな Anderson の素晴らしさを少しでも多くの受験生の方に知ってもらいたいという思いからです。まっ、これはその一環です。

30日(日): 朝から、The Japan Trip 2014で日本を訪れていた Michael と銀座を観光し、昼前に成田エクスプレスで成田国際空港へ。そして、LAへ戻りました。

これで、今回の一時帰国おしまいです。

語りきれない程の、素晴らしい学びと、出会いがありました。私自身、前に進めたと確実に思える1週間でした。Business School は、本当に素晴らしい場所です。

この1週間が与えてくれたinputを元に、また次の3ヶ月・・・この春学期を駆け抜けたいと思います。