昨日、夜9時頃に図書館から出たところ、雨が降っていました。

LAにいると、空が青いことや雨が降らないことが当たり前で、季節感を失ってしまいます。もう11月も終わろうとしているのに・・・夏は暑いとか、冬は寒いとか・・・自分にとっての当たり前だった四季それぞれの色合いがすべてなくなり、一つの色合いで濃淡が変わるだけの世界です。(無論、LAもそれなりに寒くはなります)

面白いことに、生粋のLAで生まれ育った友人にしてみれば、その濃淡に夏と冬の違いがあるとの事です。

今週、Wall streetの投資銀行系のリクルーティングがピークを迎え、金融を目指している友人達はそろってNYCに飛んでいます。彼らのFBの投稿を見る度に、私自身の社会や世界の広さに対する感覚が変わっていっていることに気付かされます。

Team mateのCfifftonが、インターンシップ・ポスト獲得できれば良いのですが・・・彼の努力を目の当たりにしてきて、如何に米国の労働市場がCompetitiveかを感じています。この国では、Business Schoolは、強大なリクルーティング・インフラみたいなものです。

そう言えば、今日も、戦略コンサルの2強のBCG/MaCが学生向けに、Andersonでレセプションを行っています。

20代中盤に、戦コンへの転職を考えつるっと滑った私ですが、今は努力しだいでそこに手が届く場所にいながら、望んでいないためにそうしようとしない自分に苦笑いをしてしまいます。考え方は、常に変わり続けます。それぞれの時にそれぞれの理想があります。

今日は、Walt Disney CEOの Robert A.IGER の公演がありました。
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心に残ったのは、「なぜそれほどのポジション得られる程のチャンスを得られたのか?」という質問に対するRobertの言葉でした。

「会社が厳しい時期に、多くの人が外により良いポジションを求めて転職して行った。私がCEOになれたのは、忍耐強かったからだ。」

との事。確かに、2000年前後のWalt Disney社の株価の推移を見ると、歯を食いしばる時期があったのでしょう。社内の空気も相当厳しかったというRovertの言葉には、想像こそできても、経験したものしか分からないものがあるのでしょう。

2009年のGlobal Recessionの折に、日本綜合地所が会社更生法開始申し立てをした際、当時、綜合知所で働いていた友人は、「若い間にこれだけの経験ができる事はない。」と言って、最後まで残って処理をしていました。彼はその後、別の分野に転職しましたが、最悪の状況で周囲の持つまとわりつくような負の空気感を振り払い、自分の意思を貫ける強さには素晴らしいものがありました。彼の持つ友情だけでは動かせないクールさも含め、私が将来東京で起業する際に声をかけたい人の筆頭です。

話を戻しますと、Robertの言葉には、「確かにそうね」と思う面が多々ありました。石の上にも・・・とい言います。私がもし、20代中盤に医療を離れ戦コンに移っていた場合、その後の数年間に歯科医療市場において学んできたマネジメント経験などは得られませんでした。

とは言え、私に影響を与えた本の一つの「影響力の武器」では、”人は一貫性を維持したがり、自分の決定を正当化したがる”(表現は違うと思います)という当たり前の心理について書かれています。当たり前であるからこそ、自分自身はまり続けている落とし穴で注意が必要です。

Robertにしても、今のDisney社の躍進があるからこそ残るという結論が功を奏したといえるわけで、もしDisneyがChapter11にいたっていたら、その判断は誤っていたということになります。無論、成功の変数の中に、本人の努力はあって当たり前なので、運が最大変数であるという意味ではありません。単に、一貫性に固執したことが、最悪の結果を生む例も数多くあるということです。

私自身もそうです・・・自分で貴重だと思っている医療でのマネジメント経験やリーダーシップ経験、MBAでの学びが活きる道を、今後の自分が歩むのか・・・さっぱり分かりません。ただ、活きると心から自分自身を信じきることは大切だと思っています。これまでの試行錯誤の中で、一貫性の落とし穴にあえて自分を落としこむことがメンタリティー・モチベーションの維持という観点では、最良の選択肢になっています。(これもまた、もう5年もすれば違ったものに変わると思います。)

少なくとも、私には自分が望んでいること以上の事は、かなえられないです。

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話が変わりますが、ずっと作っていなかったUCLA MBAの名刺ができました。友人達からは、Business Schoolにいて名刺を作らないのは、ナンセンスだと突っ込まれまくっていました。

作っていなかったのは、”Director of Business Creation, Entrepreneur Association”という自分自身に一貫性を与え、維持するための肩書きを入れるためでした。UCLAのEntrepreneur Association の 役員を決める際に、第3志望まで書いてよいところを第1志望でこのポジションのみを書き、審査エッセイでは「この役をやれないのならUCLAに来た意味が薄れます。」と書いて、なんとかいただけた役職です。

肩書きというもの一つを取っても、それを驕りのネタさえしなければ、自分を前に進めるための素晴らしいツールになります。
さて、そろそろ勉強に戻ります。